あっさり 天下一品社員の本音
今回、天下一品関係者の皆さん総勢18名の方にアンケート取材。
まずは、「正直あっさりは…」という皆さんの意見を紹介します。
正直あっさりは…派
関連会社 係長
「同じ値段であれば、こってりを選んでしまう」
企画宣伝室長
「永久に叶わないだろうが、こってりの対抗メニューとして、
無くてはならない存在」
まるで全ての天下一品ユーザーの気持ちを代弁してくれているかのようなこちらのお二人。
共感しすぎて「ほんまそれ!」以外の言葉が出てこない。
確かに100円ぐらい安ければ、もっと早々にチャレンジしていた気もするし、あっさりがメニューから消えてしまうと寂しい。
では、なぜあっさりはメニューに載り続けているのか
あっさりスープは、鶏がらや野菜などを煮込んでつくる、 透明感とコクのあるスープです。 天下一品と言えばこってりですが、 あっさりと言えどもコクと旨味を追求しました。
天下一品公式サイトではこのように紹介されているあっさり。
その開発秘話を会長が新聞のインタビューで語っていました。
本音を言うと何種類も作りたくないが、お客さんを無視するわけにはいかん。うちに家族で来てくれても、こってりだけだと、おじいちゃん、おばあちゃんが食べられない。お年寄りも食べられるラーメンをと、あっさりを作った。
おじいちゃんおばあちゃんでも食べられるようにとやさしさから生まれたあっさりラーメン。
繊細な薄味でこってりとは全く異なるモノなのか、そもそも美味しいのか?
あっさり肯定派の皆さんに聞いてみました。
あっさり美味しいよ派
営業部
「天下一品でない店舗で販売していたら、
もっと売れていると思う」
企画宣伝室長
「他のラーメン屋の醤油ラーメンに負けないくらい美味しい」
営業部
「天下一品のあっさりは背油や味の濃さから見ても、
こってりに豊富なノウハウを持つ天下一品ならではのこってりしたあっさりと言えます。」
こってりという大看板に隠れてしまっているが、実は醤油というラーメン界の主戦場で競合と存分に渡り合えるポテンシャルを持つと社内で評されるあっさり。
そして、聞き捨てならないのが「こってりしたあっさり」というパワーワード。
ここで、改めて考えてみる。
天下一品であっさりを頼むことができなかった理由。
それは「あっさりはこってりしていないから」。
いや、厳密にはそう思い込んでいたからだ。
しかしながら、
「天下一品のあっさりはこってりしている」そうだ。
じゃあ頼めたやん!
天下一品のあっさり、
こってりしてんねやったら始めから頼めたやん!
言うといてや!
これぞ、あっさりのパラダイムシフト。
見える世界が変わった。